【高知社内木鶏 経営者会 設立式レポート】人材育成に情熱を注ぐ経営者たちとの出会い

高知のコワーキングスペース「オビヤギルド」のエントランス。

高知で「社内木鶏 経営者会」が発足

高知で新しく立ち上げられた「社内木鶏 経営者会」設立式に参加させていただきました。香川から応援として伺いましたが、どの企業様も人材育成に真剣に取り組まれている方々ばかり。会場では、経営者同士の熱い想いが飛び交い、たくさんの新しいご縁をいただきました。

人材育成を大切にする理由

どの企業も共通していたのは、従業員への深い愛情。

「人として立派に育ってほしい」
「仕事に誇りを持ってほしい」

そう本気で願う経営者の姿がありました。

ただ、成長は一朝一夕で起こるものではありません。押し付けるのではなく、思いや価値観を共有しながら育てていく一人ひとりの心に“成長の芽”を育むような取り組みが印象的でした。

「大学」の八条目を示したスライド資料。修身・斉家・治国・平天下の文字が並んでいる。
徳性の発揮をテーマにした研修で紹介された「大学」の八条目。

代表者の言葉が胸に刺さりました

「1回2回では大きく変わらない。
1歩2歩で振り返っても景色は同じ。
でも1,000歩2,000歩、歩いたら、必ず景色は変わっている。」

焦らなくていい。できない=ダメではない。
「今どの位置にいるのか」「理想とのギャップが見えた」——それで十分。大事なのは、歩みを止めず続けること。この言葉に、私自身も大きな勇気をいただきました。

みつをの詩「あの人がゆくんじゃわたしはゆかない」を映したスライド。
自分の生き方を問いかける、みつをの詩「あの人」が紹介されたスライド。

高校生への取り組みで起きた変化

高校の部活動でも「木鶏会」の実践が進み、 生徒たちの間で「感謝の言葉」が増えたというお話がありました。多感な時期に、他者を尊重し、感謝を伝える経験を重ねること。その価値は、きっと一生の財産になるはずです。

「なぜ人間学(徳性を磨く学び)が必要なのか?」と映された研修スライド。
「徳性を磨く学び」の大切さについて考える導入スライド。

地域を支える強い中小企業へ

従業員の成長とともに業績も伸びていく。そんな企業が地域にはたくさんあります。

「こうした会社がある限り、日本の地域経済は強く、揺るがない。」

そう感じさせてくれる時間でした。これからも、人材育成の現場を共に盛り上げていけたらと思います。関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

彩り野菜を寒天で寄せた前菜料理。
懇親会では、鮮やかで美味しいお料理を囲みながら、参加者同士の交流が深まりました。

今回の設立式を通じて、地域企業同士がつながり、学び合う力を実感しました。人を育てる取り組みが企業の枠を越えて広がることで、地域全体がより豊かに成長していく。「人を育てる」というテーマは、どんな時代にも変わらず企業の根幹にあるもの。その原点を思い出させてくれる、温かく力強い時間でした。

GrowthMind & Practicesでは、これからもこうした現場に寄り添い、組織と人の成長を支援してまいります。

本記事をお読みいただきありがとうございました。
「▶ 他の活動レポートはこちら」

社内木鶏会の学びや地方ビジネスの取り組みを、毎月更新しています。ぜひ併せてご覧ください。

当社では、若手会社員育成から管理職・主任層に必要なスキルを育成する研修をはじめ、楽しみながら学べる研修、数字に強い社員を育てたい、リーダー候補の視座を高めたい、などさまざまなニーズに沿った研修をご提供しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください