センスの良さとは、見た目の華やかさや表面的な輝きの先にあります。
細部にまで気を配り、全体として洗練された雰囲気を持つこと。さらに、その商品や企業の背景に込められた想いが注目を集めるようになります。
「目に見えない部分を大切にすること」――それこそが人を惹きつけ、共感を生む力なのだと感じます。

認定コーディネーターとしての参加
このたび、「致知 人間学読書会」認定コーディネーター年次総会に参加いたしました。
私は現在、第5期生として養成講座を受講中です。
今回の総会では、全国から集まった士業の方々と交流しながら、人間学を経営者同士で学び合う場の力を改めて実感しました。

学びの言葉
ドラッカー読書会を全国700ヵ所以上で創設された佐藤等先生からは、次のような言葉をいただきました。
「これからの組織は、財やサービスを提供するだけでなく、居場所を提供する正当的でかつ生産的な目的を持ち、積み上げていくことが大切である。」
この言葉に触れ、組織やチームにおいて「どこに向かうのか」を共有する重要性を改めて感じました。
藤尾秀昭氏の講演
致知出版社 代表取締役の藤尾秀昭氏からも、数多くの学びをいただきました。
特に印象に残ったのは、経営の神様・松下幸之助氏が説いた「会社を発展させる三つの原則」です。
- 経営理念を確立すること(絶対条件:成功率50%)
- 経営理念に全員が心を震わせること(必要条件:成功率80%)
- 戦略・戦術(付帯条件:成功率20%)
根本を誤れば、どれだけ戦術を積み重ねても上滑りする。
この原則を愚直に実践したのが、侍ジャパンを世界一に導いた栗山監督と白井ヘッドコーチであることも紹介されました。
また、人が成長し成功するためには「心を修め、徳を積むこと」が欠かせないというお話もいただきました。
徳を積むということ
藤尾氏の講演の中で沢山の言葉と出逢いがありましたが、もうひとつわかりやすいと思ったものは、元東京都知事・後藤新平氏の言葉です。
- 人のお世話にならぬよう
- 人のお世話をするよう
- そして、報いを求めぬよう
誰にでもできるこの実践こそが「徳を積む」ことにつながるのだと、わかりやすく伝えていただきました。
言葉との出会い、人との出会いが、人生を大きく変えていく――。
その架け橋となれるよう、今後も公益に尽くしてまいります。
まとめ
香川には心ある経営者の方々が多くいらっしゃいます。その方々が全国の仲間とつながることで、思いもよらない未来が開けていく。そんな希望を感じた総会でした。
9月1日が創刊47周年ということで、致知人間学認定コーディネーター第5期生一同から、お花を贈らせていただきました。
開催準備を進めてくださった事務局の皆さま、本当にありがとうございました。

本記事をお読みいただきありがとうございました。
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