先日、主任研修の一環として、ボードゲームを活用しながら「会社の数字を理解する」研修を行いました。
主任クラスに求められるのは、日々の業務を管理する力だけではありません。
会社全体の数字を理解し、数字をもとに判断できる力が欠かせません。
売上やコストの仕組み、利益の出方、財務の安定性などを理解することは、チームを導く上で大きな武器となります。
今回の主任研修では、その第一歩として「数字を体感的に学ぶ」ことを目的に、ボードゲーム型の研修を実施しました。
ゲームを通して会社経営を体感
使用したのは、子どもも楽しめるボードゲーム 「ザ・ケーキショップ」と、中小企業診断士が開発したビジネスボードゲーム「SUBURI」。
まずは「ザ・ケーキショップ」で、仕入れ・製造・販売・販促アイデア・外部環境・付加価値…といった経営要素を、サイコロの目に翻弄されながら楽しんで学びます。
単なるゲームではなく、進め方や判断の違いによって大きな成果の差が生まれるのがポイントです。
楽しみながら、まずはモノの流れや、お金から商品に変わった価値があるものの流れを理解していきます。
全体の流れを俯瞰的に把握することで、参加者は自然と経営者の視点を身につけ、数字と成果の関係性を体感しました。

損益計算書・貸借対照表の重要性を学ぶ
経営の全体像を掴んだあとは、より現実的なシミュレーションへ。
次は、中小企業診断士が開発したビジネスボードゲーム「SUBURI」で、経営数字をより実践的に学びます。
損益計算書(P/L) と 貸借対照表(B/S) を使い、1年間の会社経営を考えていきます。
数字がどのように連動しているのか、そして経常利益や自己資本比率がなぜ重要なのかを体感的に理解していただけた時間となりました。

参加者の気づきと今後の展望
参加者の声としては、
「管理部門の正確さが改めてわかった。適当に書類を出してはいけないと気づいた」
「1年分だけでなく、3年分のシミュレーションもやってみたい」
といった感想が寄せられました。
数字を体験しながら学ぶことで、
- 数字が苦手な社員でも理解しやすい
- 管理職を目指す層には、経営層との会話に役立つ“数字力”を育てられる
- 部門を越えた視点を持つことで、社内全体の意識向上につながる
といった効果も得られます。
短時間ながらも頭を使いながら学べる有意義なプログラムとなり、私自身もゲーム型の研修の面白さと効果を再認識しました。
今後はさらに多くのクライアントにご紹介していきたいと考えています。

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当社では、今回のような「数字で会社を理解する」研修プログラムをはじめ、管理職・主任層に必要なスキルを育成する研修も提供しています。
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